img_illust_09コスモ整骨治療院を開業して間もなくの頃、患者様からこのようなご質問を頂戴しました。

「先生、美容はりと肩こり腰痛のはりって違うのですか?」

こたえは「はい。」であり「いいえ。」でもあります。

理由はこうです。

美容はりの主たる目的は
1 細胞のターンオーバーの促進
2 血行促進による新陳代謝の活性化
3 マクロファージなどの生理学的面からの環境の改善
が挙げられます。

一方治療はりの主たる目的は患者様を苦痛から、またある時は悩みから解放するという面が大部分をしめるという事が挙げられます。美容鍼でも治療鍼でも鍼を使いますが、(太さは異なりますが)使用するツボの持っている力が違うということや、使う時の概念の違いで効果がかなり変わってくるのです。

また更に鍼灸治療では目に見えない「気」の流れを非常に重要視します。気の流れを整えるには術者の意識の聡明さが非常に大きなポイントとなってきます。例えば新米の鍼灸師さんとベテランの鍼灸師さん、この両者の違いは何でしょうか?

一つに受け手の安心感ではないでしょうか?

新米さんは仕様がないことですが必然的に経験不足のイメージが付いてきてしまいます。ベテランの施術者だといろんな場面を経験してきているだろうから、というイメージをもたれる方が多いと思います。

実際その通りで、ちょっと補足をするとこの両者の決定的な違いは、術者自身の「自信」であると言えます。同じつぼ、治療法、同じ鍼や道具を使っても絶対に新米さんとベテラン術者には差が出ます。

新米さんは常に不安や迷いをもって治療をし、熟練した鍼灸師は注意深く様子や症状を判断する引き出しをたくさん持っていて多様な状況に対応できる技術を持っています。

ここで最初に触れた「気」に戻るのですが「この症状はこういう経過を辿って治る。」「楽になってもらえる!」という術者の明確で裏打ちのある自信=「気」がその効果をもたらします。ですので治療の目的となる施術者の治療イメージである気が患者様の治りたいという気持ちと同じくらい重要なんです

おなじツボを使っても、その術者のイメージする明確な気が大きく作用しますので、美容鍼と治療鍼では同じはり治療ではありますが、終着点がちがうという事になります。

美容はりはそれに加えてリラクゼーションの要素も提供したいので術者は沢山のことを同時進行で行いますので、なかなかやり甲斐あります。でも治療はりと同様、「綺麗になってもらえる!」「肌の新陳代謝を上げるために今施術している!」と思うと効果がより一層でやすくなります。

臨床経験がまだ15年ですがこれは実感してきた事です。時間のある時は私も他のスタッフにしてもらいますが、やっぱり肌の調子がいいと実感しますし、継続されてる方の肌のきめや滑らかさ、老廃物の溜まりにくさは明らかです。

とりとめもない話と思われるんですが、「気」って本当にあるんですよ。

一度素敵な効果をもたらす美容はり、鍼灸治療をお試しくださいね。